13.【独標 Perfectly Peace in Danger】

 

私独り。

外に頼るもののない、無条件の信頼。

すべてに依らないことで覚る、完全なるやすらぎと平和。

それがすべてとのつながりであること。

 

無条件に限りない安心の中へ落ちよ。

 

孤独、四面楚歌、絶体絶命の只中で、

すべてから手を離し、ただ在れ。

その幻想に力を与えることをやめ、

それがすべて幻想であると知れ。

 

 

2012.3.21 西穂高岳独標にて 春分

 


どんな問題の中にあっても、その問題をそのままに、その問題の只中で安心する。

 

自分を守ること、何かを守ることで得られる平和は、一時の止まり木に過ぎない。

真の平和とは何か。

 

問題の只中で、己を眺めよ。

走り回る自分の思考や感情を征するのをやめ、解決への戦いをあきらめ、

私という広大なフィールドの中に、鎖を外してそれらを全部解き放て。

 

それは、猛獣がどれほど暴れ回り、吠えたてる様をも、何一つ制することなく眺めること。

絶大な恐れこそ、またどんな小さな恐れであっても、私の中に自由に解き放て。

そこには少しのためらいも、心配も期待もいらない。

 

広大無辺の中に全てが躍動し、それをそのままにゆるすとき。

やがて、全てが源からの創造であると知る。

それらは指一本、私に危害を加えることなどありえなかったのだ。

 

どんな問題でも何一つ戦い抗うことなかれ。

どんな問題でも何一つ完璧でないものはない。

無条件に全てをそのままに、

微塵の抵抗もなく、

偽りなく「これでよし」と言い切るとき。

"私"と出会う。

 

それはこの無限、この私の限り無さに打ち震える歓喜のとき。

外の世界に平和を探すことなく、自らが真の平和であることを知るとき。