【無力】(むりょく)

  ~その完全なる力~

 

無力は ありて在る 永遠の私への扉

 

 

 

無力であることへの失望をやめるとき

無力はどこまでも無限の自由へと転じ

あらゆる制限を超越する。

 

無力であることを恐れ

無力であることを嫌い

無力であることに抵抗してきたすべての人に

 

 

  無力は広大な私への扉
  それは微塵の抗いもないこと

  それは無限に果てしない感覚
  全てが等しく完璧である感覚
  全てが完璧とは、全てが微塵のずれもなかったのだということ
  そのずれへの抗いが苦しみを生んだと知ること
  それは私が透明になること
  いかなるものにも抗いなくなるとき
  それは真の私を知ること
  知るとはそのものであること
  一つであるということ
  源であるということ
  それは身体を持ったときから忘れていた遠い記憶