【自在】(じざい)

 

私は 時空を超えた永遠の平和なり

 

 

 

 

 平和を達成しそこに安住するという幻想。

 平和をゴールにしたとたん

 自らを幻想の滝に投ずる。

 

 何があっても 何処にいても 私こそが

 流れゆく変化の中を歩く 普遍の平和。

 

 この世のすべてを渡り歩く

 私はどこまでも 時空を超えた永遠の平和なり。

 

 ”我が身に向けて放たれた幾千の矢は

 すべてが花びらと化し、地上に舞い落ちる” 

 


  自分の中に生じ、湧き上がり炎上する恐れ。
 
  その恐れの解消に動き出さず。
  その恐れから逃げ出さず。
  その恐れとともにとどまって
  身を守り固める力を、解く。
  その恐れをどこまでも自由に
  何がわき起こったとしても
  ただ奔放に流れさせていくとき。
  何も指一本ふれることのない静寂とともに
  そのすべてをただ観ているのは誰か。
  その只中を歩いているのは誰か。
  どんなに巨大で正当な恐れであろうとも
  どれほど小さく些細な恐れでも
  すべての恐れという恐れに出会うとき
  それを思い出せ。
  真の安心とはなにかということを。
  普遍の平和はどこにあるのかということを。
  あなたは誰なのかということを。